仮想通貨の暴騰・暴落では何をすればよいのでしょうか?
ここで登場するのがステーブルコインです。
USDT / テザーとは?
- 通貨の安定を目的としたステーブルコイン
- 価値として米ドルと1対1の比率を維持
- 透明性や最小限の取引手数料を提供するために作られた
- 法定通貨との交換についての保証はない
- 一般的に投資ではなく、交換や価値の保有手段として使用される
USDT / テザーは
いつ、誰がつくった?

いつ | 2015年2月 |
発案者 | 投資家Brock Pierce氏 起業家Reeve Collins氏 開発者Craig Sellers氏 |
運営者 | Tether Ltd.(香港) |
提携先 | Bitfinex |
参考 | ホワイトペーパー、Twitter |
USDT / テザーの通貨

名称 | Tether / テザー |
略称 | USDT |
発行 チェーン | Bitcoin(Omni等)、 Ethereum、TRON、EOS、 Algorand、Solana、OMG |
購入方法 | Binance、Kraken、Huobi、 Poloniex、Bittrexなど |
USDT / テザー
どう使う?

- 取引
- 貸付
- 投資
- 預金
- ショッピング
- リスクヘッジ
USDT / テザー
なぜ使う?

他の仮想通貨のはげしい値動きに対応するためです。
投資家には、とても重要な通貨になります。
USDT / テザーが
1ドルにとどまる理由は?

発行しているUSDTは、テザー社の準備金に100%裏付けられているからです。
2021年8月に準備資産金の内訳が公開されました。
- 85% 現金及び現金同等物、その他の短期預金、コマーシャルペーパー
- 8% 社債、ファンド、貴金属
- 4% 担保貸付金(関連会社向けではない)
- 3% その他(デジタルトークンを含む)
USDT / テザーの不安点

USDTの裏付けとなる準備金が信頼性の低いオフショア銀行に保管されており、テザー社は定期的な監査を受けていません。
※2021年または2022年には監査結果が出る予定。
USDT / テザーのニュース

- 2017年11月
3,100万ドル相当のテザーコインがハッキングにより盗まれ、その後ハードフォークが行われた。 - 2018年1月
準備金を維持するための監査が行われていなかったため、規制当局から召喚状が出された。透明性の欠如を非難されたテザー社。コインを裏付ける十分な貯蔵金を持っているかという心配がいまだ広まっている。 - 2018年10月
投資家がテザー社への信頼を失っているとの憶測から、USDTの価格は0.90ドルの安値まで下落。 - 2019年
USDTは取引量でビットコインを上回り、市場に出回る暗号通貨の中で日次・月次取引量が最も多くなった。 - 2019年4月
NY検事総長は、親会社Bitfinexの8億5000万ドル損失の隠蔽を告発、訴訟。2021年2月の和解によりBitfinexとテザー社は1,850万ドルの違約金支払いに合意。 - 2021年2月
全ビットコイン取引の57%がUSDTで行われた。 - 2021年5月
599億USDTが存在している 。 - 2021年8月
2021年6月30日時点における準備資産の内訳を公開。
USDT / テザー
まとめ

法定通貨とほぼ同価値のデジタル資産を保有できるのがUSDT(テザー)です。
信頼に欠けるとの意見もありますが、現状世界で1番人気のあるステーブルコインであり、いざというときの資産避難先にもなります。
あなたのウォレットには、ステーブルコイン入っていますか?
まだならUSDTの保有を検討してもいいかもしれません。