そもそも投資とは「安く買って高く売る」
これが成功の秘訣です。商売とよく似ています。
とてもシンプルに聞こえますが、売買のタイミングを見極めるのはプロであっても難しい…
利益を出すのは簡単なことではありません。
今回は私がビットコイン投資に失敗した例からその原因を語ります。
そして失敗しないためのアドバイスや失敗した時の対処法についてもご伝授します。
これはビットコイン投資『失敗』に関する記事です。
『失敗』が怖い人は失敗する前に参考にしてください。
ビットコイン投資|失敗例

ビットコインで失敗する事例をあげます。
【事例1】高く買って失敗

今までに何度か『バブル』を経験しているビットコイン。
2020年12月に大幅な盛り上がりをみせました。
1 ビットコインが約200万円から、たったの3ヶ月で600万円を超えたのです。
まさに青天井。まだまだ上がるだろうと思って買った人も多いのではないでしょうか?
しかし悲劇が起こります。2021年4月、694万円を記録した直後にぐんぐん値段が下がっていったのです。
このように「相場はまだ上がり続けるだろう」と思って買う。
そのあと値が下がってしまう『高値買い(高値づかみ)』は初心者にありがちな失敗の一つなのです。(私は 2017年1月のバブル崩壊で大損しました。)
もちろん、そのまま値上がり続ける可能性も0%ではありません。
いずれにしても冷静に判断ができるよう、相場やチャートを少しでも勉強するべきです。
【事例2】売り時を逃して失敗

たとえば 1 ビットコインを300万円で買ったとします。
1ヶ月後に400万円になりました。
1ヶ月で倍です。あなたならどうしますか?
売りませんよね。短期間で 2倍です。もっと上がると思います。人間誰でも当たり前に思います。
ですがこのような場合、下がることが多いんです。
天井で売れた人は利益が出ています。『辞め時』は肝心です。
【事例3】インフルエンサーを信用して失敗

ツイッターや Youtubeで人気の仮想通貨投資家はたくさんいます。
たしかにわかりやすく、ためになる情報もたくさんあります。
ではそれらの人から全てを信じるべきでしょうか?
インフルエンサーからの情報を信用し、投資を失敗した人がいます(わたしもこの経験があります)。
インフルエンサーや Youtuberは同じ人間であり、全知全能の神ではありません。
もしかすると自分が儲けるため、初心者に価値のないコインを買わせようとしている人もいるかもしれません。
知識・勉強のためにインフルエンサーから情報を得ることはとても実用的です。
しかし信用しすぎて全部マネするのはやめましょう。それでは勝てません。
【事例4】ハッキングされて失敗

2018年1月26日、仮想通貨取引所『コインチェック』がハッキング攻撃を受けました。
580億円相当の仮想通貨NEM(ネム)が盗難された『コインチェック事件』です。
ビットコインをはじめとする仮想通貨はインターネット上に存在します。
ゆえにハッキングや詐欺、不具合は永遠になくならないとも言われています。銀行振込詐欺やクレジットカードスキミング詐欺と同じです。
そこにお金のニオイがすると、だまそうとしてくる人が寄ってきます。
『コインチェック事件』では 26万人の被害者へ日本円で返金されました。
世界中で起きている仮想通貨のハッキング事件では返金されないケースも多くあります。
セキュリティ面や補償の面で、取引所はどこを使うかは重要です。
ビットコイン投資|失敗しやすい人の特徴

ビットコイン投資で、失敗しやすい人にありがちな例をあげます。
周りに流される

株やFXの熟練投資家ですら相場を読むのが困難だと言われる『仮想通貨投資』。
とくに初心者は外からの情報を信用しすぎてて失敗することが多いようです。
SNSやニュースで『億り人』になったという話を聞いて、自分も手を出した…
そんな人も多いのではないでしょうか?
リスクヘッジが不十分

起こりうるリスクを把握し、それに対応できる体制を整えている人とそうでない人の差は歴然です。
何度も言っているのですが、仮想通貨投資はまだまだ新しく未開発の部分が多い分野です。
想像を超える危険があることを忘れないでください。
ビットコイン投資|失敗しないためには?

ビットコイン投資で失敗しないための対策になります。
自分ルールをつくる

- 投資予算
- 目標金額
- 売却タイミング
- 投資スタイル
「今月はいくらまで投資する!」
「ここまで儲けたら売却する!」
「この相場では投資しない!」
自分の中でルールをしっかり決めておきましょう。
判断できなくなり冷静さを失えばビットコインを失います。
【教訓】貧すれば鈍する
どんなに頭の回転が早く賢い人でも、生活が貧しくなり金銭的な余裕を失ってしまうと心までもが貧しくなる。すると判断力が鈍ったり知恵が衰えたりするなど愚かな人間になってしまう。 貧すれば鈍するの語源である「貧(ひん)する」とは貧乏という意味で、「鈍(どん)する」とは思考能力が鈍くなるという意味。(Weblio辞書)
自分で勉強する

「わたしはビットコインで 2,000万円稼ぎました。」
SNSや Youtubeでは投資の『良い部分』しか話さない人がいます。
この人は高い確率で情報商材を売っています。
「メルマガや LINE登録して頂ければ、すべてのテクニックを 10万円で教えます」
ほとんどがこのパターンです。
悪魔のような情報に振り回されないよう、まずは自分で勉強して知識を増やしましょう。
インフルエンサー情報がすべて悪いと言っているのではありません。
一方向から情報を得るのではなく、いろいろな視点から学ぶ方が良いということです。
そして『自分ルール』を良い方向へ改善するため、何回も何回も自分アップデートできるのが投資初心者の目標です。
わたしもいろいろなタイプの投資をしていますが、結局自分を信じて動いた方が良い結果が出ています。
【教訓】聞いた百文より見た一文
人から「これは百文(ひゃくもん)の値打ちがある」と聞かされるよりも、自分の目で見たほうが値打ちがあるということ(ことわざ辞典)。経験がいかに大事かという教訓。
リスクヘッジをする

たとえば持っているビットコインを同じ場所で保管していたとします。
しかしそこがハッキングされたら全てのビットコインを失います。
普段から『複数のウォレット』を使用し保管するのは一つの手です。
ビットコインだけでなく他のコインに投資するのもいいでしょう。
イーサリアムなど今後も有望なコインに投資して資産を分散させるのも良策です。
【教訓】卵は一つのカゴに盛るな
卵を一つのカゴに盛る。そのカゴを落とせば全部の卵が割れてしまう。いくつかのカゴに分けておけば、そのうちの一つを落としても他の卵には影響はない。(賢者の名言)いわゆる『分散型リスクヘッジ』というスタイル。
大きな耳を持つ

仮想通貨のほとんどは国外で誕生し運用されています。
あなたが目にする仮想通貨関連のニュース。ほとんどが海外記事を翻訳されたものです。
海外ニュースは日本のものより一歩二歩先にいます。
最新のおいしい情報や危険を早く察知するために海外の SNSやニュースもチェックすることをおすすめします。
「英語は読めないなぁ…」わかります。
わたしも英語は苦手です。グーグル翻訳のアプリを使いましょう。簡単に訳してくれます。
リスクヘッジで重要なのは、基本をしっかり理解し新しい情報に反応することです。
トラブルが起きないよう気をつけるだけでなく、いざ起きたときにどう対処できるかが鍵と言えます。
情報弱者を探している悪い人は世界中にいることを忘れないでください。
【教訓】井の中の蛙大海を知らず
小さな井戸の中にいる蛙(カエル)は、井戸の外にある大きな海を知らない。自分の狭い知識にとらわれてしまい、物事の大局的な判断ができないという意味。(Weblio辞書)